私の経験を記すだけのブログ

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焼肉屋(ホール)のバイト

正社員として初めて勤務したのは焼肉屋だった。
この会社にもともとアルバイトとして働いていたが、焼肉屋の新規オープンと共にそのバイト先から離れ、私はバイトから正社員に。この店で働くことになったのだ。
仕事は以下のような内容だ。


私は主にホールで働いた。
12時に出勤したらまず銀行へ行った。前日の売上を本部に振り込み、必要ならば両替。
レジのお金を用意したらホールを整える。
掃除機をかける、床を拭く(履物を脱いで上がる焼肉屋だった…)、ロースターの奥の方にあるフィルターを洗う、各テーブルに箸やお手拭き、タレを用意する。冷蔵庫の中にビールを補充、トイレを掃除する。
なんせホールが広いので、これだけでかなり時間がかかったことを覚えている。
発注もこの間にやっていた。

夕方、開店。スタッフは「○名様ご案内でーす!」と大声を出しお客さんを席まで案内。
ドリンクの注文を伺い、ロースターに火をつける。
ドリンクを届けるついでにお食事の注文を聞く。

ホールスタッフは、ランナー(注文の品を運ぶ、バッシング、網を交換)、ドリンカー(飲み物やデザートを用意する)、デシャップ(ランナーに料理を運ぶ順番を伝える、提供し忘れや作り忘れがないかチェック)と、大きく3つのセクションに分けられた。

お客さんを見送ったらテーブルの片付け。そしてそこに新たなお客さんが入ってくる。

LOから閉店、お客さんが少なくなってきたら、空いたテーブルのロースターを順次洗う。中に入った水を入れ替え、綺麗にしたら元のテーブルに戻していく。
同時に、厨房で洗って貰った食器を拭き上げる、ビールサーバーを洗浄、使用済みの網をまとめ、厨房スタッフに片付けてもらう。
入口やホールの戸締り、必要ない電源を落とす。

バイトさん達が帰る頃、社員はレジを締め営業日報をまとめ本社に送り、金庫を閉じ従業員出入口も施錠。
お疲れ様でした。



12:00-15:00、17:00-23:00という感じで毎日勤務していた。残業で計11時間以上働く日は珍しくなかった。
店長がいい加減な人で、私は月2日しか休めない時もあった。

休憩中は厨房の社員さん達が作ってくれた賄いを食べた。カレーやパスタ、お鍋など。焼肉屋なのに、賄いなのに、豪華すぎた。焼肉の日もあった。食後のコーヒーも無料です。

スタッフが使うハンディターミナルの設定やトラブル対応、各テーブルに設置しているタブレットの管理も任されていた。

バイトさんは学生ばかりだった。声が大きく良く動き回る人は重宝された。
ホールスタッフは女性が多かった。逆に厨房は、こっそりバイトをしている高校生以外は男性ばかりだった。

こちらの仕事も元気の良さが求められる。
真面目な人は目立つ。逆に不真面目な人も目立つ。
名札を付ける決まりがある店だった。仕事が出来ないスタッフは、アンケートに「○○さんの接客、良くないね」と名指しで書かれる。もちろんお褒めの言葉を頂くこともよくあった。
頑張れる人に向いているバイトだと思う。
やった分だけの評価を貰える。やりがいはめちゃくちゃあるだろう。


ちなみに私はこの仕事で精神を病み、食事が出来なくなった。原因は仕事内容ではないのだが、とにかく体と心の健康がとても重要になってくる。
やりがいはあるが、無理は禁物。休める時はしっかり休みましょう。