私の経験を記すだけのブログ

誰かのお役に立てれば。

セルフの食堂でのバイト

初めてのアルバイトはセルフの食堂だった。
お客さんは陳列されたおかずをお盆にのせ、最後にご飯や汁物を注文。その流れで会計を済ませ、各自好きなテーブルでご飯を食べる。食べ終わったら返却口にお盆を返す。
至って普通のセルフの店。
セルフ式の飲食店で働こうと思ってる方がいれば、何かお役に立てるかもしれないので是非↓


従業員の仕事。
朝5人ほどのスタッフでおかずの用意。
フライヤーで揚げ物を作る人、スチコンでハンバーグや煮物などを作る人、コンロを使って調理する人、ある程度出来上がったおかずを綺麗に盛り付ける人など、分担。
各自の仕事が終わったら、テーブルを拭く、お箸やおしぼりの補充、冷水機の点検や掃除、使った調理器具の片付けなど。
開店前にレジにお金を入れておく。


開店。お盆におかずをのせたお客さんに「ご飯のサイズは?汁物は?」と伺い、用意してお盆にのせてあげる。別のスタッフが隣でレジを打つ。
人気のおかずはすぐなくなるので、その都度また陳列。
洗い場担当は返却口のお皿を黙々と片付ける。


アイドルタイムが終わると、翌日分のおかず仕込みが主な仕事になる。
冷奴を冷蔵庫にストック、唐揚げの味付けをしておく、魚を下処理しておく、卵液を作っておく、キャベツを千切りにしておく。
ぽつぽつ来るお客さんの相手をしながら、返却口の食器を片付けながら、そういった仕込みをする。


閉店前、ホールのテーブルを拭く、トイレ掃除、ゴミをまとめる。
閉店後、廃棄するおかず達を記録、ホールの床掃除、フライヤーやスチコンの掃除、茹で麺機のお湯を抜いて掃除、食洗機の掃除、ゴミを出す。
同時にレジ締め。営業日報に時間ごとの売上や客数、客単価や簡単な報告を入力し会社に送信。
戸締りをしてお疲れ様でした。


以上が主な業務内容です。

とにかく作業の早さと活気が求められた。
お客さんの会計は滞りなく。返却口にお盆を溜めるな。
定時にちゃんと上がれるよう、レジ締めは手際よく。
セルフだからレジ担当以外接客は少ないにしろ、食堂のイメージ的に大きな声も要求される。
誰でもできる業務ばかりだが、それでも向き不向きは意外とあるかもしれない。

賄いは、余っているおかずの中から好きなものを食べさせてくれた。定食みたいにしてがっつり食べてる人もいた。商品が不足しないのであればどんだけ食べても無料。
給料は最低賃金+50円くらいだった。

残業はほぼない。トラブルがない限り、作業を時間内に終わらせれば定時上がり。
フルタイム勤務の若い人はだいぶ働かされていた。当時17歳だった私は9:00~22:00までずっと店にいた。間の休憩が何時間もある感じだった。10時間以上の勤務がザラ。

10人ほどのスタッフのうち店長含め社員は2人だった。スタッフ間の雰囲気は緩くて、暇な時はみんな控えめにだけど談笑してた。店長が現れると、蜘蛛の子達は散り散りに。10代から60過ぎたおばちゃんまでいて、結構面白かった。